セッテン通信 027【夏休み前の箸休め】

【今週の目次】
1. タイポグラフィ塾[ついつい見ちゃうんです vol.01]
2. 先週のベスト○○[清原和博さん]

―――――――――――――――――――

1. タイポグラフィ塾[ついつい見ちゃうんです vol.01]

昨年の10月にスタートしたタイポグラフィ塾は
自分自身の興味と勉強のためということもあり
歴史的側面からタイポグラフィを見てきました。

もちろんそれも楽しいんですが
それだけがタイポグラフィの魅力じゃありません!

ということで、少し趣向を変えたものも
織り交ぜていこうかなと考えてみました!

今回は、その第一弾!!
「ついつい見ちゃうんですシリーズ」

街中でよく見かけるあの文字は
なんていう書体なんだろう?!
というのを解明していくシリーズです。

それではいつもと違った感じで
気軽に楽しんでいってください!!
今回ご紹介する書体は、街を歩くと目にする機会も多い
このブランドのロゴタイプの元となっていることでも有名です。

adidas-trefoil-logo_300px

この優美でありながら現代的な印象を持つ書体は
「ITC Avant Garde Gothic(アバンギャルド・ゴシック)」といいます。

avantgarde-medium_300px
【Avant Garde Gothic Medium】

一見するとそこまで個性的とは言えませんが
オルタネートと組み合わせるとガラッと雰囲気が変わるのが
この書体のおもしろいところでもあります。

avantgarde-alternates_300px
【Avant Garde Gothic Alternates / Avant Garde Ligatures】

このサンセリフ体は、1960年代から70年代にかけて
アメリカン・タイポグラフィの先駆者として活躍した
グラフィックデザイナー、タイポグラファの
「ハーブ・ルバーリン(1918–81)」がデザインした
雑誌『Avant Garde』のロゴタイプをもとに作られました。

avantgarde_book_450px
【雑誌『Avant Garde』8号の表紙】

adidas以外にもこの書体をもとにして
ロゴタイプをデザインしている有名どころとしては
AKB48やニューバランスなどがあります。

しか〜し、なにより忘れてはならないのがこれ!

famicom_450px

そう! 初代ファミコンのロゴタイプです!
この事実を知った時に先人たちのスゴさに震えました…

こういった先人たちの抜かりない仕事のおかげで
やっぱりデザインの多くは未来まで残るものだし
きちんと丁寧にやらないといけないなぁと再認識。

そこの、あ・な・た
安いからこっちでいいやとかでデザインを発注してるようじゃ
この先かなりヤバイですよ〜

と、毒づきはじめたので今週はここまで。

この流れで次回こそはアメリカの活字について
触れていこうかなぁ…と思っていますがまだ未定です。

それでは、今週もタイポグラフィとの良い接点を。
[参考・引用元]
Acanthus Typography School
街で出会った欧文書体実例集

――――――――――――――――――――

2. 先週のベスト○○[清原和博さん]

今回は、ここ最近で一番心がギューっとなったお話。

この金曜日にとても久しぶりに雑誌を買いました。
『Sports Graphic Number 930号』です。

特集は元プロ野球選手の清原和博さん。
「告白」というタイトルであの一件のことを語っていました。

僕は今でこそ趣味も収集癖も
応援するスポーツチームすら持っていないというような
なんのおもしろみもない男ですが(誰がおもしろくないねん!!)
その昔、小学3年生から高校3年生まで野球一筋だったんです。

西武時代から清原選手の大ファンで体も大きかった僕は
打つ時の構えはもちろんのこと、同じポジションを守りたくて
ファーストを選んだほどでした。

そんな僕にとっての唯一無二のスーパースターが
自分の犯してしまった罪についてじっくり向き合い
紡いでいく一言一言の重みといったらもう……。

僕の理解なんて到底及ばない次元での苦悩が
インタビュー記事に時折出てくる数秒間の沈黙に
すべて詰まっているように感じました。

法を犯したんやからあかんもんはあかん!! でも……
「なにができるかわからんけどできることはなんでもやる」
「こんなときやからこそ自分が手を貸すんや」といって
黙って手を差し伸べてくれる人がいることこそが
清原さんの今までやってきたことのすべてなんだなぁと。

自分の会社が潰れてしまう時。
自分が法を犯してしまった時。
家族に……
友人に……

これから先の人生でどん底に突き落とされるような時が
自分にもいつ訪れるかわからない。

その時にどれだけの人が自分に手を差し伸べてくれるだろう。
そして、おせっかいなやつだと思われたとしても
僕はどれだけの人に手を差し伸べられるだろう。

そんなことを考えさせられるいいきっかけになりました。
やっぱり本っていいですね。

気になった方はぜひ!
http://amzn.asia/96hEhBy

――――――――――――――――――――
こちらの内容は、毎週月曜日にメールマガジンとして配信しています。
無料登録のお申し込みは下記アドレスまでメールをお送りください。
mail@settendesign.com
※空メールでもご登録いただけます