セッテン通信 025【タイポ前線北上中!!】

【今週の目次】
1. タイポグラフィ塾[モダン・ローマンの拡がり]
2. 先週のベスト○○[くうきをつくる]

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1. タイポグラフィ塾[モダン・ローマンの拡がり]

今回はイギリスでのモダン・ローマンの
拡がりについてみていきたいと思います。

18世紀中ごろのイギリスでは産業革命がはじまり
モノの大量生産が可能になっていく中で
印刷業も産業として成立していきます。

そして、以前ご紹介したジョン・バスカヴィルや
ピエール・シモン・フールニエなどの
トランジショナル・ローマンの影響を受けながら
ウィリアム・キャズロンなどの登場によって
18世紀になりようやくイギリス独自の活字書体と
なっていきました。

このころにバスカヴィルの影響を受けた人物は多くいますが
「ジョン・ベル(1745–1831)」もそのひとりです。

新聞ジャーナリスト・実業家・印刷者・出版人
そしてブリティッシュ活字鋳造所を設立したジョン・ベルは
『ザ・モーニング・ポスト』や『ザ・ワールド』という新聞を発行し
現代につながる新聞の形式をつくった人物でした。

ベルの活字見本帳
【ジョン・ベルのはじめての活字書体見本帳】

ほぼ同じ時代にジョシア・ボイデルが1790年ころに
印刷所(シェイクスピア・プレス)を立ち上げます。
こちらでの活字鋳造は「ウィリアム・バルマー(1757–1830)」が
担当していました。

ボイデルとバルマーのふたりは
1792年に通称『ボイデル・シェイクスピア』の第1巻を発行し
1802年までに第10巻を完成させました。

TheChase
【ウィリアム・バルマーの印刷による『The chase』の本文組版】

これらに関係したイギリスのモダン・ローマンのさきがけとなった活字書体は
20世紀になってイギリスの活字鋳造会社モノタイプ社から
「モノタイプ・ベル」「モノタイプ・バルマー」として復刻されました。

タリーオブタイプスに掲載されたベル
【1930年に復刻された「ベル」は、スタンリー・モリスンの著作
『タリー・オブ・タイプス』に掲載された】

と、いったところで今週はここまで。
次回はヴィクトリア朝のタイポグラフィについて
触れていきたいと思います。

それでは、今週もタイポグラフィとの良い接点を。
[参考・引用元]
Acanthus Typography School
欧文書体百科事典
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2. 先週のベスト○○[くうきをつくる]

京都造形芸術大学の名物授業「マンデイプロジェクト」
いよいよ今日がねぶたのテーマ発表!!

発表の時の映像がゾクゾクするんですよ!
楽しみ〜

先週までの9回のワークショップは
本当にあっというまに過ぎ去り
みんなはなにか感じてくれただろうかと
思いをめぐらせています。

そんな9回目はスペシャルゲストを迎えて
オリジナルワークショップで挑みました!
そのゲストとは…indigo jam unitから
パーカショニストの和佐野功さんです!
わ〜パチパチパチ!!

ワークショップ名は「くうきをつくる」です。
悪い空気を引きずってもいいことなんてなにもない。
いい空気は待っていてもなかなかやってこないんだ。
だから「くうきをつくろう」っていう内容です。笑

ここからの流れは、LA(ラーニングアシスタント)の
生駒夢叶ちゃんがいい感じにまとめてくれているので
ぜひこちらをご覧ください!!
http://mondayproject2017.blog.jp/archives/cat_57007.html

とにかく簡単な内容じゃなかったにも関わらず
めちゃくちゃいい仕上がりで
芸大生の底力を見せつけられました!!

ここからのみんなのさらなる成長を
楽しみに見守っていきたいと思います!!

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